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やってよかった2023:めちゃめちゃ本を読む

明けましたね!めでたい気分の人もそうでない人もいつも通りの人も、これから面白い一年になりますように。
昨年は個人的にはとても楽しく、そして新しいことにチャレンジした一年でした。
その中でやってよかったなーと思うことを書きとめておきます。
似たようなことをやってみたい人の参考にもなったら嬉しいです。
いくつか紹介したいものがありますが、それぞれ長くなりそうなので、とりあえずたくさん本を読んでよかった!という話をします。


たくさん本を読んでよかったこと:
・新しい知識に触れまくった
・知らないことがこの世にありすぎてヤバかった
・昔好きだったことを思い出せた
・新しい好きなことが見つかった
・本を出す人も、それぞれの主観でものを書いていることが分かった


2023年、人生で一番本をたくさん読みました。
読書記録アプリを見たら、去年の合計冊数が236冊だったので、1か月に15~20冊読んでいたみたいです。
冊数よりも内容とか、理解しているかどうかが大切とか、そういう意見もあると思いますが、「今はとにかく大量に読みたい、もっと読みたい」と強く思ったので、全然分からない、知らない分野でもとりあえず読んでみて、「わー!全然わかんねー!」と叫びながら、わからなさを楽しみました。


知らないことだらけで面白かった本:

すでに知ってることが一つも書かれてなくて衝撃的でした。私はバスについて何も…何も知らない…。
これだけ知らないものを当たり前に、日常的に利用してるってすごい。
ノンステップバスにも様々な技術や工夫が使われているようで、乗車時にノンステップバスの表示を見ると「おお、技術がある…」と思うようになりました。


好きなことを思い出すきっかけになった本:

大人になってすっかり忘れていたけれど、子供の頃は魚という生き物が大好きで、それから魚に限らず生き物のしくみ、なぜこんな姿形をしているのか、どうやって進化したのか、どんな種類の生き物がいるのか、を調べることが楽しかったことを思い出しました。
手に取る本のなかに、魚や生物学についての本が多かったことに気付いたからです。気付けてよかった!


世界の海水魚カタログ 1998 (SEIBIDO MOOK)

Amazonで偶然中古品を偶然見つけて、すぐに注文し、ページを開くと美しい魚たちの海中写真が次々と現れて、懐かしさと嬉しさで涙が出ました。
子供の頃、夢中で読んでいた図鑑です。とても古い本だけど、今でも一番すばらしい図鑑だと思っています。


魚の面白い生態や種類ごとの多様性、それから人間社会との関わりがテーマの本です。
多くのデータや研究結果を交えつつも、感情豊かな語り口が素敵でした。ブックデザインや挿絵もいい!


いま気になっている建築家の本:

本を読むとなったらもっぱら図書館に行くのですが、図書館でつい手に取る、もっと読みたい、知りたいと一番思う分野は建築でした。
父親が建築士をやっていて、実家にあった安藤忠雄の作品集とか、フランク・ロイド・ライトの製図のレプリカとか、そういうものたちが記憶の底の方に残っていて、その光景を追い掛けたかったのかもしれない。
実家との関わりは出来るだけ減らしたいけれど、こういった形で思い出す分には悪くないなと思います。

磯崎新、めちゃめちゃ面白い!
正面から戦わず、後ろから回り込んで問題を投げかけ、読み手を混乱させる、ひっくり返す、今まで当たり前に受け入れてきたものを揺さぶっていく、視界に違和感をもたらす…そういうことをする人が元々たまらなく好きというか、惹かれてしまうので、今は磯崎新に夢中です。
書かれていること自体はめちゃくちゃ難しいし、自分の中に前提知識の積み上げがないので(出てくる人たちのことを調べながら読むと無限に時間が掛かって)大変ですが、それでも頑張って読んでいます。理解したいからやめられないし、理解したぞと思ったらまた煙に巻かれて、もっと考えることに中毒してしまう。それが気持ちよくて仕方ない。


レム・D・コールハースは、自分にとってはUNITED NUDEのデザイナーという認識で、本業は建築家なんだっけ?くらいに思っていたんですが、その認識でいるのは勿体なかったと後悔しました。
日本での仕事についての章が、何というか、乾いた笑いを誘う内容でね…。
これから錯乱のニューヨークも読みたいし、いつか建築物も実際に見てみたい。
日本での仕事もあるみたいですね。なんと福岡に集合住宅(ネクサスワールド レム棟・コールハース棟)として建てられているそうです。お金と空き物件があれば住めるのか…。


予想通り長くなったので、他のやってよかったことはまた後日書きます!
寒いし日が短い毎日ですが、部屋などあったかくしてご自愛していきましょう。