seikatsu

楽しい生活をやっています

不安について考えるときに私の語ること

なかなか無くならない不安に対して、この頃思うことです。


突然ですがわたしの仮説を発表します!
日本は170年間とにかく「このままじゃダメだ」でやってきて、このままじゃダメだの国になっている、という仮説です。
だって、黒船がやってきた時からずっとそうじゃない?


日本の義務教育を受けてきた私たちは「お前たちはこのままじゃダメだ」を、少なくとも9年間みっちりと刷り込まれてきている。
基本的には肯定ベースでいきますよ、という公立学校が、日本中に一体どれほどあるだろうか。

そして、影響を全く受けない人もいるし、色濃く受けて悩む人もいるし、影響を受けたけど特に困ることなく生きている人もいるし、子供時代からずっと自分を肯定できなくてしんどい人もいるし、このままじゃダメだをバネにして成功した人もいる。本当に色々な人がいるなあと思う。
ただ、「このままじゃダメだ」がまず前提としてあり、そういう世界のなかでどう生きるか…という考え方に違和感を覚える人は少ないんじゃないか。(君たちはどう生きるか!タイムリーな話になってしまった)

その結果が、新卒で就職できなかったら人生終わりとか、LGBTQには生産性がないとか、老後の資産は自分で投資して何とかすべきとか、就職氷河期世代は一生苦労するとか、今の時代スキルがないとやっていけないとか、発達障害を「克服」すべきとか、そういう、悲観的かつ否定的で、殺伐とした話に繋がっている。
断言するのはちょっと怖いけど、そうとしか思えない。


「このままじゃダメだ」を刷り込まれ続けたら、不安になって当たり前だ。

このまま=自分の生まれ持った感覚や特徴は「ダメ」で、どこかに「正しい」感覚や特徴があって、それに合わせるために毎日神経をすり減らしている人が、たくさんいる。
勇気をもって「このまま」でやっていく人も、そんな状況の中では悩んだり、見えない苦労があるだろう。周囲の人々の理解を得るのも難しい。

私も、自分の存在そのものは受け入れられるはずがないと感じる、この苦しい気持ちはなかなか無くなっていかない。忘れるには時間がかかるだろうなあと、虚無感に襲われたりもする。
それでも、どんなに時間は掛かっても、私はもう不安なばかりの人生ではいたくない。
たかだか170年の歴史がなんだってんだよ!


今日一日、楽しく安心して、やりたいことをやって過ごせるように。できれば私の大事な人、そうでない人も、楽しく安心できますように。そう考えて生きたいと思う。
もし耐えがたい不安に襲われたとしても、そういう気持ちを思い出すことはできる。絶対に出来る。
そこにお金は1円も掛からない。