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体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉 体の知性

読みました。

少し前から、変な言い回しだけど「体の方が頭がいいなあ」というようなことをよく考えています。


私はいわゆる適応障害の症状(ストレスが原因で精神面・身体面での不調が出る)を持っていて、それによってまあ面倒なことも多少あるんだけど、むしろ「こっちに行ったらやばいぞ」というサインを身体が教えてくれるようになって、今となっては助かるわ~という気持ちの方が強いし、実際に危ないぞというサインが出てるのに、無理やり「理性的に」行動しても上手くいかない、という経験が多々あることに気付きました。


身体がわかる、できることは多分思っているよりもたくさんあって、それは単純なモデルでは説明できなかったりする。
この「体はゆく」という本では、テクノロジーで体のできる・わかるを読み解き拡張していく、面白すぎる試みを紹介しています。
いまの最先端技術とアイデアって、こんなところまで行っちゃってるの!?と驚きました。
学生時代に理系の勉強を一切やらなかったことを後悔しました。この本で紹介されているもの以外にも面白い研究はたくさんあるはずだし、今からでも科学や工学へのアクセスが少しずつできたら、めちゃくちゃ楽しいに違いないでしょう。


普段からうまく言葉にできないけれど、強く実感があって、でも未だなんだかよくわからない、体の話をよく聞いた方がいいよなあという予感を、研究として遥かに先の地点で考えて、形にしている人がいるということが、嬉しかったです。