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「マリー・ミー」感想 ジェニファー・ロペスの圧倒的説得力

観ました!すごく好きな映画でした。

オーウェン・ウィルソン演じる平凡な数学教師のチャーリーが、世界的ポップスターのキャット(ほぼジェニファー・ロペス本人)に、たまたま結婚相手として選ばれてさあ大変…という、冷静に考えたらそんなわけあるか!と思ってしまいかねない話なんですが、ジェニファー・ロペスが画面に出てきて行動しているのを見れば見るほど、「まあそういうこともあるか~」と納得してしまうし、素直にめっちゃ素敵じゃん!最高!という気持ちになれました。

キャットはポップスターである自分をどうプロデュースしていくべきか、ということをよく考えていて、一方でチャーリーに惹かれていく気持ちにも嘘がない。
おそらく、どちらかの要素が強く出てしまうと、打算的な印象になるか、もしくは夢見がちで責任感に欠けるようにしか見えないでしょう。
このバランス感覚がすごすぎる!
思い切りコメディタッチで描かれているから気にならないんですが、実はすごく難しい役どころで、JLoでなければ説得力が出せなかっただろうと思います。

相手のチャーリーも、平凡な男という設定だけれど、いい意味で感覚がズレているというか、なんかちょっとヘンではあるんだけど優しくて他人を大事にできる人なんだな、ということが伝わってきます。
はじめは騒動に巻き込まれて、うわ~マジかよ…と困惑しながらも(そりゃあこんなことになったら誰でも戸惑うでしょうし)、腹を括ってからのキャットとの向き合い方が誠実でいいなあ、と思いました。

元婚約者のバスティアンの清々しいクソ野郎ぶりとか、ジェニファーロペス…じゃなかった、キャットによるド派手で華麗なステージパフォーマンス、さりげなくも温かくサポートしてくれるコリン(ジョン・ブラッドリー)をはじめとしたキャットのチームメンバーなど、細かい部分でも抜かりなくテンションが上がります。


ひたすらにハッピーなラブコメであり、もしかしたらこんな夢みたいなことも起こるかもしれない、と思わせてくれる、希望のある映画でした。
オススメです!